とーや、コツコツと、歩いています。
日曜日の夜、目白通りを上る。西武線を過ぎ早稲田通りを越え、やがて新宿の明るい看板街。この辺に来ると、人々のファッションも変わり、車を磨いておいてよかったと感じます。
ルイヴィトン、H&M、コメヒョウ移転をいささか気にしながら、渋谷区に。
小学校の角を曲がると、一気にハイクラスな街。この通りの秋は、まるで絵葉書のように美しい。そして、その先の国立競技場を、生まれ故郷の反対側から望む。
帰り道も同じ。高島屋のルイヴィトンには、新宿と同じ彼が浜辺に立っている。さすが!と、思わせるブルーのバッグが素敵だ。タレントの看板は無視して、伊勢丹を横目にFOREVER21の後釜がまだ入っていないことを確認する。警察署の坂を下り、ふたたび目白通り。
ほぼ、全カテゴリーの人達と出会え、東京のすべてが凝縮されたこのルートをここ3年ばかり、時代遅れの2000㏄ワーゲンでよく走っています。
これからの3年間、というと見当がつきません。なにせ、明日のことも、さしてわかっていませんから…。
まずは、「今」を見てみます。
***
魚をさばくときのコツは「骨を感じる」。感じて、意識して、切る。余分な力は一切使わず、必要最小限の力で、切る。
包丁を使うコツは、押すのではなく、材料の目標ラインをよく感じて「滑らせる」感覚。目に見えている背ではなく、刃の部分に意識を集中させて、切る。
千切りをするコツは、包丁を下す時ではなく「上げる時」に意識をおく。
包丁をうまく研ぐコツは、下に押し付ける力ではなく、砥石の上をすべるような「横にスライドさせる感覚」で研ぐ。
自分が(料理人になった!)と勘違いするコツは「料理をしながら洗い物にも手を付ける」。出来上がった時に、シンクもきれいな状態にする。
自分が自然界の一員だ!と、勘違いするコツは、捨てる食材を見て、これ、食べれるんじゃないか?と思うのではなく「考える」。なるべくスマホには頼らないで。
洗い物のコツは、ゴールの時間を考えずに、焦らず、じっくりと洗う。ストレスにならない程度で「できるだけゆっくり」と、着実に丁寧な仕事をする。
塩と砂糖をうまく使うコツは、量ではなく「自分がおいしいと思うピンポイント」まで出し惜しみなく使う。
料理上手になった!と、勘違いするコツは「キッチンと爪をきれいに日々手入れする」。
いい暮らしをしている!と、勘違いするコツは、使い込んだ鍋を「ピカピカに磨く」。
ギターを弾くコツは「必要最小限の力で」弾く。しっかりと音を確認して、初めはゆっくりと。そして、温かく乾いた手で。
パソコンのキーボードを打つ時のコツは、力を入れずに「必要最小限のタッチ」で打つ。
私は仕事ができる!と、勘違いするコツは「机の上をきれいにする」。
体調をキープするコツは「食べ過ぎない」で、「毎日、同じリズムを繰り返す」。
外出を楽しむコツは、使い慣れた「靴をきれいにする」。
速い球を投げるコツは、ボールをリリースする瞬間以外はできるだけ「力を抜いて」。
コントロールをよくするコツは、体全体を使い「下半身に重点を置く」。
自転車を楽に走らせるコツは、足でペダルを回すのではなく「下におろす感覚」でこぐ。
自転車で両手離しをするコツは、スピードではなく「トルクを意識する」。
タバコをうまく吸うコツは、一本を吸いきるところにゴールを置かず「肺が喜んでいるうちに消す」惰性で最後まで吸わない。
自称(読書家)をうたうコツは「本を大切に扱う」。
車の運転のコツは「ムカつかない」
車のコツは「好き」を楽しむ。
無駄遣いをなくすコツは「使うときは迷わず使う」。
今日はいい一日だった!と、勘違いするコツは「玄関の靴をきれいに並べる」。
なんだか、わけわからなくなっちゃったときに、うまく乗り切るコツは「ゆっくりと風呂に入る」。できれば、残り湯で洗濯をする(がんこ汚れモードで)。
<総括>
力を抜いて、
ゆっくりと、
必要最小限の力で、
食べ過ぎずに、
自分にぴったりの分量を使い、
身のまわりをかたづけ、
セーブしないで、
きれいに暮らす。
もし、その時間が取れなければ
「仕事(会社)を辞める」。
その瞬間、
新しい本か、CDを手に持っていれば、
なを、よろし。