月は満ちて
VWG4 日曜日、夜。エンジン不調。
ぶるぶるっ、と震えて止まってしまう。以前から、水温計が上がるまでは、なんとなくアイドリングが「不整脈」気味だったけど、今回は決定的です。ちょっとふかしてアイドリングを上げ、何とか動かそうとするも、「ぱふんっ」といって止まってしまう。3日経った今日、修理工場まで運んでもらうために、エンジンをかけると、あれれっ?普通にかかりました。
???…!
ともあれ、途中で止まっていしまってはいけないので、急遽、軽井沢行きを延期し、小雨降る中、そのままレッカー車で運んでもらいます。保険適用内だったので無料で運んでもらいましたが、通常だとこの距離(10km)で¥25000、積み込み手数料で¥5000、大体¥30000くらいの金額になるそうです。何十年も任意保険に入っていて、実際に使ったのは初めてでしたが「いいもんだなぁ」というのが率直な感想。来月が保険の更新月なので、なんだか元を取った気分です。
目白通りを西に向かい、関越道の入り口を左側へ、大泉へ向かう。初めてバイクを買ったとき、ヤマハに乗って年度も走った道。保谷、所沢、軽井沢、妙高、行き先はいろいろだけど、いつもこの道。免許を取って以来、何十年も通り続けている道を今日もまた通っている。唯一違うのは、今は助手席に座っていること。僕の人生はこの道なしには語れない。
メカニックのH社長いわく、プラグ、ダイレクトコイルあたりではないか?と。いずれにしても今後の診断待ちです。来月には、軽井沢経由で長野まで往復約500kmのミッションがあります。
車の、暮らしの、その他ほとんどのトラブルは、携帯で一声かければ解決していた軽井沢と違って、東京では知り合いのいない僕。使ったことのある修理工場もありません。なぜ、H社長のところを選んだのか。その理由は「電話対応」です。ネットで調べて、それらしい数社を選んで、問い合わせました。
こちらからの質問は、
- ぶるぶる、で止まる。どこが壊れている?
- いくらかかる? の2点です。
「故障箇所は中を見てみないとなんとも…」
「費用は中を見てみないとなんとも…」
「外国車は部品も特別なものを使っている場合が多いので…」
どこも、だいたい皆、こんな答え。
お先、真っ暗です。
「エンジンはかかるんですね?警告灯は?んんー、たぶんプラグあたりでしょう。GOLF4だと、プラグダイレクトコイルも特殊なものかもしれません、型番を教えてください。調べて、連絡します」
程なく連絡がきて「だいたい工賃込みで¥○○○○○くらいでしょう。」
決まりです!
光が見えてきました。
夜、日記代わりの手帳に、今日起こったことを書いている。イナダ¥498、黒そい¥298、大根¥128、刺し盛り、潮仕立ての味噌汁、きんぴら大根、たまにはこんな日があっていい。ずいぶんと変わった大泉学園駅。去年の今頃、ここの駅に来たことを思い出した。曇っているも、大安の今夜は満月。車は入院中だけど、動かなかったエンジンが今朝、何故かかかっのは、満月のおかげ?
この1年に起こったことを想い、なんとも心穏やかな夜。