待ち時間

 乗り継ぎ時間は7時間。空港内の色々なところを彷徨いながら時間をつぶします。幸いなことに、BGMもよく、TVもあちらこちらにあります。英語、しゃべれませんが、時間つぶしにはもってこい。時間が近づくと、入り口付近は徐々に乗客でにぎやかに。

 さあ、まもなくゲートオープンというときになって、「今夜は飛びません。フライトは明日の朝に延期になりました」ですって!さらに、9時間待ちです。飛行機会社から、ホテルの宿泊チケットと、空港内でのフードクーポンが渡されました。ホテルは空港からバスで行くところだったので、明朝、戻ってこれるか心配になり、空港に泊まることにしました。15ドル分の晩餐を楽しんで、レストランで夜明かしします。やはり、僕と同じように、空港宿泊組の人たちもいて、それなりに、ひまではなく、とはいえ、本当に眠ってしまうわけにはいかないので、それなりに消耗戦の1夜。

 そのアトランタ国際空港を眼下に、飛行機はRIOへと飛び立ちました。さすがに「世界一の空港」と呼ばれるだけあり、1列に並んだデルカがどんどん離陸していきます。ここまで来ると、20年ぶりに会える人たちの顔が浮かび、もう疲れなどありません。機内食もおいしく、映画もなかなか、そして、気がつくとガレオン。

 

 アトランタで9時間遅れたおかげで、空港では出迎えの人が!なんともいえないうれしさです。みな、それぞれに時代を重ね、あのときの面影を残し。